竜宮、凱旋上映終了!〜監督雑感〜

「竜宮、暁のきみ」監督の青木克齊です。

今回の凱旋上映で新たに、また繰り返しご覧頂いた皆様、本当にありがとうございました!2012年の撮影から3年の長きに渡る期間、ありとあらゆる様々な面で多くの方にご支援ご協力頂いて「竜宮、暁のきみ」は小さな映画にも関わらず沢山の方にご覧頂くことが出来ましたこと、ここに海よりも深く深く感謝致します!

本作は、人の出会いや別れ、つまり、様々な「縁」に関わる物語です。
製作に当たっては本当に多大なるご縁に恵まれ、良縁を頂いたと思っております。
この映画にはふたつのキャッチフレーズがあります。

「一歩前へ踏み出すための、新しい浦島太郎のものがたり」
「夜明けは、いつかやってくる」

凱旋上映を終えて、自分自身はようやく「一歩前へ踏み出す」事ができるんだなという心境となり、ようやくこの映画なりの「夜明けを迎えられた」という感慨があります。

劇中、主人公がこんなセリフを言いました。
「まるで本当に浦島太郎になって竜宮城へ来たみたいだ」

自ら書いたセリフですが、全ての上映活動を終えて、まさに太郎は自分自身であったかと思い至った次第でありました。この期間、上映活動に関するほとんど全ての業務を色々な方のサポートを受けながらではありますが、監督自身、そしてプロデューサーを筆頭に極少人数で行ってきました。映画は観客あってこそ、お客さんに観てもらって初めて「映画」として完成します。この非常に小さな、ともすればまだまだ未熟な作品でありながら、かろうじて銀幕に流れ「映画」となり得たことは、とても幸せな時間だったような気がします。
主に予算面で非常に辛く苦しい経験をしましたが、全てが良い経験になりました。
それは、まるで竜宮城にいるかのように。

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主な舞台となった「鴨之越」の海

さて、「竜宮」は、この2015年度の香川県凱旋上映を以って、製作サイドから働きかける上映活動を一区切りとします。大変ありがたいことに作品をご覧頂いて気に入ってくださった方、あるいは観たかったけど劇場に行くことが叶わなかったという方など多くの皆様からDVD化して欲しいというお声を頂きました。

しかし、現状、残念ながら今後のDVD等ソフト化の予定は一切ありません。
では、一体どうやったら観られるの?というご質問にも大変申し訳ありませんが、まだきちんとお答えすることは出来ません。もし、今後もソフト化を希望するお声を沢山頂くことが出来れば、あるいは、レンタルショップや販売を行うメーカーさんなどの耳に入れば、ソフト化の動きも出てくるかもしれませんが、こればかりはどうにもなりませんので…。

ただし、製作サイドが主体となっての上映活動は行いませんが、それ以外で、例えば、香川県や三豊市からの要請であったり、各団体さんや自治体さんなどから上映会などの希望があれば出来る限りお応えしたいと思っています。
その場合はryugu.akatsuki@gmail.com、あるいは竜宮facebookページへメッセージ頂ければ、個別に対応させて頂きますのでご相談下さい。
(*誠に勝手ながら個人鑑賞用というご希望には対応出来ませんのでご容赦下さいませ。)

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イオンシネマ綾川の歓迎ポスター

嬉しいこと、楽しいこと、辛いこと、苦しいこと。
どちらかと言えば、この映画を創るにあたっては、実際は後者の比重が多かったかもしれません。それでも、素晴らしい経験をさせて頂いたことに変わりはなく、支えてくれたスタッフとキャスト、応援してくれた観客の皆さんには、心から御礼申し上げます。
また、どこかいつかの折に「竜宮、暁のきみ」という小さな映画をご覧頂いたり、思い出して頂けるよう、皆様の心の玉手箱にそっとしまって頂けたら監督冥利に尽き幸いです。
今後は「新たな物語」を作るべく、前に進もうと思います。

最後になりますが、どんなカタチであれ本作に関わって下さった全ての方が、今後の道すがら、素晴らしい出会いをされ、それが長続きし、深く濃い海のように大きく広がってゆくことを切に願っております。

まだまだ宴は宵の口、さあさあ、心ゆくまで踊りましょう!
そして、願わくばまたいつの日か竜宮城へ。

2015年10月某日「竜宮、暁のきみ」凱旋上映を終えて。

監督:青木克齊

感謝!!

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